心理学からみた人生を変える方法。NLPとは?
前回の記事で、人生を変える方法(サイクルが大事だよーという話)をお伝えしました。今回はその記事内でも紹介した、
・NLP
についてお伝えしていこうと思います。サイクルの中でいうと、NLPのテクニックは心と行動をおこす部分に該当します。
NLP(neuro linguistic programing 神経言語プログラミング)
NLPとは、五感(N)と言葉(L)を使って、脳に行動・思考・感情のプログラムを作る(P)自己啓発法です。
1970年代、アメリカのカリフォルニア大学の言語学の助教だったジョン・グリンダーと院生のリチャード・パンドラーが共同開発したもので、その当時流行っていた異なるアプローチをしていたカウンセリング方法を徹底的に調べ上げ、
「アプローチが違うのにクライアントへのケア方法に多くの共通点がある」
ということを発見しました。2人はそれら共通点の中からパターン化し、誰でも習得できるように改良しテクニックとして紹介したものが、今日のNLPです。
自分にとって望ましい姿になるため、今現在の自分を作っている過去の体験や記憶を、「良いものに転換できれば望ましい姿になれるのではないか?」という考えから多くの個人的問題を解決してきた実績があります。
どういったものがあるか一例を紹介します。
・キャリブレーション…相手の言葉や態度を注意深く観察し、相手の状態を理解するもの。コミュニケーションがスムーズに行えるようになる。
・アイ・アクセンシング・キュー…相手の目の動きから心の動きを観察しようというもの。上記同様、コミュニケーションがスムーズに行えるようになる。
・バックトラック…相手の言葉をそのまま伝え返す(オウム返しする)ことです。信頼関係が築かれる。
・アンカーリング…外的な刺激と内部の反応を結び付けて、それを定着させること。次回以降同じような外的刺激があれば同じような反応をしたい場合に有効。
……どこかで聞いたこと、やったことがあるのではないでしょうか?先輩からのアドバイスや営業スキルアップ、対人コミュニケーション研修などにおいて、こんな方法がいいよ!と言われるものはだいたいNLPから引用されたものが多いです。それだけ有用なものであると認識いただけると思います。
例に挙げた上記の中で1つだけ、アンカーリングというテクニックを詳しく紹介します。
アンカーリングとは
例えば、「人前で緊張しやすい人は、人という字を手のひらにエアー書きして食べるのを3回繰り返すと緊張しない」という効果のあるテクニックがあったとします。
ただ単に、どんな人でもこれをやれば緊張しないようになるかといわれると、そうではありません。決められた手順通りやらないと効果は発揮しません。
アンカーリングを自分のものにする手順
1、自分が手に入れたい理想の「緊張しない状態」を想像する。
2、その想像をよりリアルに思い起こす。(心の状態はどうか、足はしっかりと地面を捉えているか、手の温度はどうか、視線はどの場所を見ているか、等)
3、イメージトレーニングを繰り返し行う。この時に五感がどういう状態にあるか気にかける。繰り返していくうちに徐々に理想の状態に近づいていけるので、そこではじめて、人のエアー書き3回をする。
4、この瞬間に、理想のイメージ+人のエアー書き3回が結びつき、「人前で緊張しやすい人は、人という字を手のひらにエアー書きして食べるのを3回繰り返すと緊張しない」状態(理想)にもっていくことができる。なかなか定着しない人は何度も繰り返す。次第にコツをつかめるようになり、ほかのアンカーリングに応用できるようになる。
…なるほど!!となる人は多いかどうかわかりませんが、心理学からみると「認知の再構築、刷り込みの再学習」というような言葉で説明されています。実際、私もやったことありますが効果ありますよ!
やったことあるけど、効果でなかったという人もいるかもしれません。それは手順が悪かったか、イメージが弱かったのではないかと思います。これは科学的に脳だますものなので、手順さえしっかり踏めれば必ず効果がでます。
その他にも色々ある
上記上げたもの以外にも、気持ちの切り替え方、嫌いな人と対峙する時の心構え、自分を再発見する方法、問題解決をモデル化したものなど色々なスキルがあります。
「NLPをもっと深く知りたい!」「NLPのスキルが知りたい」と感じた人は、専門のサイトや書籍を読んでいただければと思います。
皆様の明日がoneupできる日でありますように